黒サッシ103系の製品化は当分無さそうだと確信した僕はさっそくGM103系関西形に鋸を入れるのだった。初めは中央を横断するサッシをプラ棒で作り直そうと考えていたのですが、上段と下段のガラスの段差が大して無い事やクリアパーツに接着剤を扱う恐ろしさ等々・・・を理由にガラスを逆さにする方法に変更した。


ガラスをそのまま上下逆にすればいいのだから、床取り付け爪さえなんとかすればOK!だと思ったのですが、上手くいくはずもなく。逆さにガラスを入れようとしてもドアガラスがずれるのでハマってくれない。


それぞれにばらすしかないか・・・。カットの精度はだいたい垂直で切ればいいかという程度。ドアと窓のガラスを写真のようにバラしました。


これを再び一枚板に戻していきます。まず、車体を治具にしながらはめ込んでいきます。ガラスの接合は裏から適当な大きさにカットした0.3mmプラ板を貼り付けて行います。しかし、プラ板の白色が目立つので色塗ってやらんといかんなぁ。強度を落とすことになりますが、このプラ板実車の同じ位置にある広告の枠と程度の大きさにして貼り付けても雰囲気いいかもしれない。乾燥後に調べたら、このガラスパーツは殆どプラ用接着剤をうけつけていない様子で、プラ板は剥がれてしまいました。結局、補強のために接合面に流した瞬間接着剤のおかげで固着しております・・・トホホ。

床板の取り付けはどうしようか?
切り取った床板取り付け爪は車体に接着します。カットする前のガラスをはめ込んで、爪の位置をけがいておきました。あと、ガラス本体は逆転させたおかげで床板と干渉するようになるので、そんなへんも削ったりして調整しておきます。



ここで車体の色落とし

今回はMrカラーのシンナーを用いた色落としを試しました。カトーの単品車両ケースにシンナーを注いで、筆で洗ってやりました。

ルーバーの印刷はかなり強固で落ちませんでした。あと、靴ズリの銀色印刷も落ちにくいです。

やっちまったよ・・・
屋根と雨トイの一部が割れました。修理できる程度の大した被害ではないのですが、全体の強度が落ちたのかと思うと考えもの。思いのほかシンナーに弱いんだなぁという事がわかっただけ良しとしよう。



窓枠

黒サッシの窓枠は原型窓枠と見れば見るほど違うのだ。全部修正するのは労力に見合わないので、中央の柱だけいじることにしました。


柱のモールドを模型用彫刻刀で削り落とします。


削った部分の上にエバーグリーンの0.5mm×0.25mmのプラ板をテキトーに貼り付けます。


めっちゃ簡単、強度バッチリ。これで完成。塗装はいつになるでしょうねぇ・・・。