猫の毛皮は神様が内職で塗装してるのだと思う。元々は真っ白の猫に手作業(筆やエアブラシ、タンポ印刷までなんでも使いこなします 神様だし)で塗装を施す。塗装図や色指定、ボケ足の指示もないこともないのだが、大体は個々の感性で適当に塗ります。黒猫は焼物に釉薬を塗る要領で丹念に塗られるが、焼き鳥のタレの要領で墨壷にドポンと浸ける事もある。三毛猫は末期のドイツ戦車の要領で塗装されているのかもしれん。ちなみに納期が間に合わないと白猫になる。白黒ハチワレはそんな厳しい納期の中、黒猫の簡易塗装から始まったものだが、そのシンプルさ故に最も神センスが問われる模様のひとつだ。
この間、尻尾の先が白いハチワレ猫を見たのだが、あの部分は取手のために挟んだクリップの跡なのだろう。あるいは尻尾を逆に差し込んでしまったか・・・。