ついに存在を明らかにしたエリア51、そして20XX年、あらぬ疑惑を払拭するため内部公開ツアーが組まれた。
「ほら、やましいところなんて何もないでしょう?ウチの嫁さんもここで働いているんですよ。」とガイドさんは得意げに話す。案内してくれるのはいいのだが、さっきすれ違った職員や忙しく品出しをする購買部の店員、このガイドさんに至るまで皆さん銀色で小柄で目が大きくて・・・考え過ぎか。それにしても、ガイドさんの脳に直接問いかける話し方が気になる。
 カプセルに入った生物(恐竜も居ました!生きてるかも?)の見学や職員食堂では真円に切り出したステーキをご馳走になるのだが、最後の記念撮影の時のフラッシュで何もなかったことにされる。
ここはエリア51・・・なんの変哲もない辺境の基地・・・。