友達のブログが読まずに積んでいる漫画を紹介すると言う企画をやっていたのでパクってしまった。違う点は僕の場合、プラモデルである点です。本当は機動戦士ガンダムMSVシリーズを掘り出して箱絵の素晴らしさについて能書きをたれようと思ったのですが、倉庫の奥の方にありすぎて発見できませんでした。その代打を勤めるのが1/100のデュエルガンダムと1/144のマゼラアタックなのです。

平成のプロトタイプガンダム
まず1/100のデュエルガンダムですが無印ガンダムSEED放送当時に買った物です。当時、ガンダムシードの内容に不満を垂れながらも毎週欠かさずビデオにとりながら見てました。ガンダムSEEDは一期の後半から第二期のディスティニーにかけてキラ君が引っ掻き回しまくる印象ばかり残りますが、メカ設定や世界設定は大変面白いものになっております。このデュエルガンダムもストライクや盗まれた残り三機のプロトタイプと言う面白設定。特にフレームを共有するストライクとバスターとは足首と太もも、二の腕や露出したフレームの一部が同じデザインになっています。ただ、プロトタイプなのでストライクのようなバックパック換装やバスターのような面白ライフルもありません。つまり、イザークは貧乏クジを引いたのです。そういう理由もあってか、1クールが終わる直前にフルアーマー(アサルトシュラウド)になって帰ってきました。このプラモデルはそのフルアーマーも付いているのでお得な感じがします。


もう一個はマゼラアタック!
今では妙に知名度の高いジオン軍戦車。戦車の癖に砲塔部分は飛びます。そもそもサイズが半端なくでかい(大体同じスケールの実在戦車模型の四個分の面積)戦車なので乗る人も苦労すると思います。このプラモデルは大変思い出深いものです。僕が小学校四年生くらいの頃、ガンダムのプラモデルカタログ冊子だけでしか存在を知りえなかったのがこのマゼラアタックとザクタンクでした。(ザクタンクの話はまたの機会に)箱すら見たことのなかった彼らに恋焦がれていたのでした。あるとき、小学校で同じ趣味(マゼラアタック仲間)の友達が「王寺ファミリーに売ってたよ。」と教えてくれたのだ。王寺ファミリーとは隣町にあったショッピングテナントビルの事で仲間内では王寺ファミリーと言えばテナントの1つである模型屋の事を指した。口から心臓が出そうなくらいの不安が入り混じった興奮と嬉しさに「はよ学校終われ!」とばかり頭で念仏を唱えていました。願いが通じたのか、その日朝から降っていた雨は大雨になり、遂に早期下校になったのです。まさに神風、急いで家に帰り王寺ファミリーに向かいました。しかし一転、神風は王寺ファミリーへと向かう道を阻む向かい風となって立ちふさがったのです。しかし、そんなものが当時の僕を抑えることなどできるはずもありません。傘もささず、自転車で約1キロの距離を走り、王寺ファミリーへと向かった。自転車をとめ、店の階段を駆け上がり、三階の模型屋に急ぎました。友達の言ったとおり、初代ガンダムのプラモデルの再生産品の一群が置いてありました。棚にはザク、グフ、ガンキャノン、ムサイ・・・恐らくこの時、正に血眼でマゼラアタックを捜したのだと思います。半分くらい棚を調べた時・・・見つけた!マゼラアタック!値札には二割引の320円のシールが貼られていました。恐らく人生の中でも指折りの興奮だったように思えます。買ったあと、嬉しさのあまり店の階段で中身を見てた様に記憶しています。どうやって家に帰ったのかよく覚えていません。あれからもう14年が経ち、王寺ファミリーからは模型屋が姿を消し、今ではマゼラアタックのストックも四個ほど持っています。今思えばこのきっかけが僕の物欲の原点だったのかもしれません。

これが!マゼラアタック!(当時の自分)

スゲエ・・・! ゴクリ

EXモデル No.28 1/144 マゼラアタック(2種セット) (機動戦士ガンダム)

EXモデル No.28 1/144 マゼラアタック(2種セット) (機動戦士ガンダム)

マゼラアタックがリニューアルされるなんて当時の自分も思いつかなかったでしょう これも持っていますが、思い出補正のかかった旧キットの方が愛着あるなあ