殆どの攻撃を受け付けないチタン製のボディ・・・じゃないですが、塗料、接着剤をまともに受け付けない事は確かなアオシマ製T−800の強固なメッキを剥がす作業を開始して数日が経ちました。
 
 先週から漂白剤に漬け込んでいたT−800ですが、意外に落ちない所が多く、5日間ほど漬け込んだ時点で引き上げる事にしました。

所々残るメッキ。
 漂白剤を水でのばしすぎたのが原因かもしれません。
概念図。分かる程度の落書きなんでカンベンしてください。
 このキットはパーツ本体の上にクリアー層、その上にメッキ層が重なっているようです。
そこで、残ったメッキとクリアー層を一気に剥がしてみます。クリアー層の剥離は以下のような方法で試みました。

IPA(イソプロピルアルコール)に漬け込みました。
 IPAはホームセンターやカー用品店などでガソリンの水抜き剤として売られている物です。普段は鉄道コレクションの色落としに使っているのですが、最近は出番の無かったので活用してみる事にしました。 部品に付いた漂白剤を水で洗い落として乾燥させ、完全に水分を飛ばした状態でIPAに漬け込みました。漬け込んだ時間はおよそ10時間ほど。
※このメッキ下のクリアー層を模型塗装専用のラッカー系シンナーで落とされている方も居られるようです。

 メッキ処理された物との比較。元々は真っ黒の部品だったのね。この写真で、実は二個買ったのがばれてしまった。
IPAから引き上げた後、マジックリンを付けた歯ブラシでこすり落とします。すると、クリアー層が残ったメッキと共にかさぶたの様に剥がれ落ちます。マジックリンは手袋無しだと、手がパサパサになるほど強力でお気に入りです。

追記

やはりシンナー漬けにしました。
先ほどの背面装甲のパーツなどの大きくて平らな面が多いパーツならIPAでのクリアー層剥離も楽なのですが、入り組んだパーツや小さいパーツだと、こすり落とす前にIPAが乾燥してしまい、結果的に取りにくくなる場合が多いです・・・。シンナー漬けが一番手堅いような気がします。