「KV君は古い車両やゲテモノ車両が好きだったよね?近江に面白い車両がいるから今度見に行こう。」と会社の先輩誘われ、はるばる滋賀の近江鉄道に行ってきました。

JRに乗って彦根駅に到着!
 JR彦根駅の隣には近江鉄道彦根駅があります。彦根駅に併設される形で近江鉄道ミュージアムがあるのですが今日は残念ながら休館日。跨線橋からの撮影で我慢しました。ここから見ても強面の機関車の様子が拝見できます。

彦根から米原
 550円で乗り放題のフリーきっぷを購入。あまりに安すぎるのでちょっと不安になっちゃったぞ!ちなみにこのフリーきっぷ、土日祝日限定なんですよ。

米原名物といえば・・・
 JR総研の試作新幹線群です。これらが今の新幹線を作ったと思うと胸が熱くなるな

米原で折り返し、高宮へ
 ここまでに乗った電車は800系。西武鉄道の401系を近江鉄道向けに改装した車両です。

削り落とした車体のカドがチャームポイントです。削っておかないと、カーブしたホームに車体をこすっちゃうそうです。

高宮から多賀線に乗り換え、多賀大社前へ
 多賀大社へ向かう路線に乗り換え。二番乗り場と三番乗り場が枝分かれする形のため、扇状に広がるホームの形が素敵な駅です。

構内には・・・?
 石炭運搬のやつかな?相当長い間使われていない貨車が留置されていました。

多賀大社前到着
 多賀線を走っていた800系はドアが更新されていないタイプでした。ステンレス製の更新型ドアは銀色、未更新ドアは写真のように車体と同じ黄色で塗装されているのですぐに見分けることができます。思いっきり憶測で間違ったこと書いていました。このドアもステンレスだそうです。申し訳ない!

多賀大社
 とても大きな神社で、参拝にくる人もたくさんいました。

この橋は上るのは楽なんですが、降りるのがとても怖い!

絵馬ではなく、しゃもじなのです。

お昼は多賀大社近くのお店でざるソバをいただきました。
 なぜかおまけにチョコとアメが付いてくるのです。なんでだろ?

近江の車両全種に出会えますように!

800系運転台にて
 近江鉄道多賀大社のご加護を受けているのです。

多賀大社前駅から高宮駅へ戻ります。
 多賀大社前を出発してすぐに奇妙に曲がった道が伸びています。元々線路のあったところらしいです。

多賀大社前駅高宮駅の間にある駅、スクリーン駅です。
 どうやら奥に見えるスクリーンという会社への通勤するための駅のようです。会社が出資したのか、すごくきれいな駅になっています。

高宮駅から水口駅
 早速、多賀大社の御利益か。数少ない820系に遭遇しました。(800系が11編成なのに対し、820系はわずか2編成のみ)前面に大掛かりな改造を施された先述の800系に比べ、401系の原型を色濃く残す車両です。

820系車内にて
 貫通扉が無いおかげでとても広々とした印象を受けます。車体サイズに違いはあれど、車内の雰囲気は去年の12月に乗った伊賀鉄道に似た印象を受けました。地方鉄道はどこもこんな雰囲気なのかも。

そして水口駅に到着。
 今回の目的の車両、220系に遭遇。この車両は車体、台車、電装品を様々な旧型車両からかき集めて構成されているのが特徴。しかもツリカケ駆動なのです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E6%B1%9F%E9%89%84%E9%81%93220%E5%BD%A2%E9%9B%BB%E8%BB%8A
 ウィキペディアの項目が詳しい。


床下機器は旧型国電キット付属のものを並べ替えると雰囲気が出るでしょう
 ツリカケサウンドを楽しみながら水口駅貴生川駅を往復しました。

水口に戻ると、まさかの700系「あかね号」に遭遇!わずか1編成のみのこの車両に乗ることができるなんて運が良かった!本当にご利益があったようです。このあかね号で再度、貴生川駅に向かいました。

貴生川停車中のあかね号の車内にて
 あかね号は他の車両とまるで違うもののようだが・・・。じつはあかね号と先述の800系、820系は同じ西武401系をベースにした車両なのです。あらゆる箇所に手が加えられており、ラインデリアや屋根上機器、ドアに800系の面影が残る程度です。言われなきゃ気が付かないね。
 このあかね号で貴生川駅から八日市駅まで乗りました。八日市駅で乗り換えをし、近江八幡駅まで乗車し、近江鉄道を全路線制覇しました!おつかれさまでしたー。

おまけ なんだこれ?
 桜川駅付近に置かれている半壊した倉庫。とあるサイトによると近江鉄道創業時に製造された客車をカットして作った倉庫とか。明治生れで、およそ110歳なんだと!