http://www.railways-movie.jp/
RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語
 主人公の筒井肇(中井 貴一)は東京で妻子と共に暮らし、エリートのサラリーマンとして勤めていた。そんなある日、故郷の島根で一人暮らす母親が倒れ、会社で課せられた人員整理や親友の言葉がきっかけとなり自身の人生を見つめ直す事になる。そして将来を約束されていた会社を辞め、子供のころからの憧れであった一畑電車の運転士として人生の再スタートを切る。

 TVをつけていると旅番組やバラエティでこの映画の特集が組まれているのをよく見かけますね。親が見たいというので、一緒に見てきました。ぼくも見たかったのです。


いい映画だった オススメ!
 子供の頃に一度はあこがれる運転士という職業、厳しい経営状況ながら地元の足としてがんばる地方鉄道、現代の日本特有の再チャレンジに対するジレンマなど、今の日本で無ければこの映画は撮影できないんだろうなと思いました。どんなきっかけがあろうとも、エリートサラリーマンがこのような転職をするなんてありえない、と言ってしまえばそれまでなのですが、この映画は誰でも持っている悔いの無い人生を送りたいという願望の現われであるように感じました。
 一畑の看板電車であるデハニ52・53が主人公と共に出演するシーンが多いのですが、関東圏で通勤電車としてバリバリ働いて、第二の車両人生を一畑で過ごす京王5000系の方が主人公・筒井肇のイメージに合う気がしますね。車歴も主人公の年齢とほとんど同じですし、ハマリ役(車両?)です。