台車のギアボックスに仕込むシャフトが見つかってやたら気分が良いので、今回の分解で感じたことを書きました。
破損の可能性を伴う作業なので、自己責任の上での分解をお願いします。今回僕はシャフトを失くしかけて、半泣きになりました(涙)

分解したのはマイクロエースのあおぞら号
 僕が初めて買ったマイクロエースの製品です。もう5年近く前になるんだねぇ・・・しみじみ。ところが最近、妙にビクンビクンと変な動きをするのでメンテナンスすることにしました。

ここが硬い
 車体中央二箇所のツメはドライバーで簡単に外れますが、車端部のツメはドライバーだと外しにくいように思いました。なので、つまようじを図の位置にゆっくり挿入してやりました。すると床上とツメが浮き、なおかつ爪楊枝の先で床上の板を押し上げるので簡単に外すことができました。

台車を分解しました
 この分解についてはジョーシンWEBさんの特集記事が分かりやすいですよ。

台車に付いた油を落とします。
 分解した台車部品をマジックリンを入れたビンに入れ、軽く振ることで油汚れを簡単に落とせるか試してみました。結果、あんまり落ちなかったです。
 結局マジックリンと歯ブラシで地道に磨くのが一番でした。最後にマジックリンを水で洗い流し、部品の水気をふき取るのですが、その時はキッチンペーパーが意外に便利でした。キッチンペーパーには毛羽立ちが無いので部品にホコリが付かないのでとても良い感じです。

サビサビ集電板
 さび付いた集電板はコンパウンドで磨きだしました。磨いた後はコンパウンドが残らないようにきれいにふき取ってください。

ここが今回のミソ
 スローが効かない、あるいはラピッドスタートになる原因のひとつじゃないかと思った点です。ウォームギア受け(黄矢印)とジョイント受け(青矢印)の間(赤矢印の部分)にある隙間が無いと、ウォームギア受けがジョイントの回転に抵抗し、発車はするがスローが効かないといった現象につながるようです。結構長い間Nゲージを扱っていたのに、今回初めて気が付きました。今までこれに気づいていなかったのって僕だけなのか?!だとしたらトホホだぜ・・・。

 このように指でジョイントを回して軽く回らないようなら、その隙間が狭すぎるということになります。スローが効かないのはモーターの不良じゃないか?と思ってモーター交換をされる前に一度チェックしてみてもいいかもしれません。

台車の組み立てがまた難儀なんだわ。
 自分なりに組みやすい方法を考えてみました。写真のように、台車枠の方に車輪を組み込んでしまった方が組みやすいと思います。車輪の付いた台車枠をギアボックスに覆いかぶせるようにかつ、集電板の穴にギアボックスの突起が入り込むように、さらにギアボックスの取り付けツメを台車に滑り込ませるように・・・ここは気合だ!

 その後にウォームギアとカバーを取り付けるのがベターじゃないかと。そして・・・




そこには元気に走り回るあおぞら号の姿が!
イイハナシダナー!(涙)