戦車に飽き足らず電車も作っています。今回作っているのはグリーンマックス(GM)の流電52系4両編成セットです。実車昭和11年から12年にかけて製造された急行電車です。電動制御車のクモハ52(写真に写ってる先頭車)は当時の流行であった流線型車体を取り入れた美しい電車でした。しかし、戦時中に行われた床下機器カバーの撤廃やクロスシートの除去、整備不良のため美しさは失われました。終戦後には急行電車として復活し、昭和25年に80系電車に急行の座を譲りるまで活躍しました。その後は阪和線に転属し、昭和53年に飯田線で生涯を終えることになります。現在はJR西日本吹田工場と佐久間レールパークでクモハ52がそれぞれ1両保存されています。まるで全て分かっているかのようにウンチクを書きましたが、旧型電車というジャンルは奥が深すぎて把握しきれないです。
本キットは末期の飯田線仕様として製品化されています。

 写っているのは一両分の部品 簡単そうですが・・・

 見た目はあっさりした説明書。 しかし、ここに書いてあるウンチクに煽られ、更なる改造を目指してしまうユーザーは後を絶たない。
 このキットは数あるGMキットの中でも比較的難しいとされています。曲面構成されている先頭部分を隙間無く組むにはコツがいるからだと思います。その対策として自分は下の写真のように顔以外を組上げてから調整するようにしてみました。

 この時点で車体を何色にしようかという妄想が酷くなってきます。クモハ52は製造数が6両と少ないにもかかわらず、塗装のバリエーションは異様に多いのです。

すごく親切に解説してくれています。鉄道キットの組み立てから塗装、改造まで網羅しています。値段もお手ごろ。

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