やる気が持続しているのでしばらくの間はヤークトタイガーの製作記になりそうです。しかし明日には別の物を作っているかもしれないので悪しからず。

タミヤのベテラン二号戦車と比較。キャタピラなどの足回りが付いていない分、嵩が小さいはずなのですが二号に比べてはるかに大きいです。

変化をつけるために前部フェンダーを撤廃しました。ちなみに右側がキットのまま。車体側の蝶番を残すように削るのに苦労したけど、やった甲斐はありそう。フェンダー類を全部取ると、キャタピラがむき出しになってとても暴力的なイメージになるので楽しみです。


左が戦闘室の床と主砲を支える砲架を仮止めした車体下部、右が車体上部。てっきり砲架は可動するもんだとばかり思い込んでいましたが、接着固定式だということに組み立ててる途中で気が付きました。動く場所が少ない駆逐戦車とはいえ、実際の砲身は照準のために微妙に動くので、改造することにしました。

車体下部の戦闘室床面の中央の穴に、砲架を取り付ける穴があります。ここにポリキャップを仕込みます。

プラモ本体のポリスチレンとポリキャップのポリエチレンは接着の相性は最低です。というよりもポリエチレンがほとんどの接着剤を受け付けない性質が原因です。そのためポリキャップを固定するためになんとかしてハメ殺しにする必要があります。そこで今回作ったのが写真右下のサイコロ状のもの。1ミリプラ板を六枚重ねて接着、それに穴を開けてタミヤの余りのポリキャップを差し込みました。蓋をしていないにもかかわらず、穴の摩擦でポリキャップが外れることがありません。イヤラシイですね。

ついでにあまったポリキャップを使って、転輪の一部が壊れていた二号も修理しました。心なしか少し喜んでいるように見えます。

最後にオマケ比較。上が最近生産された方で下が10年ほど前の生産分です。古いほうは光にかざすと半透明に透け、プラスチックの質もやや固めだったのに対し、新しい方は透けがほとんど無く、プラスチックの質も粘りのあるより良い物になっています。意味の分からない日本語を書いたり、説明書の誤記を今でもやらかすトンチンカンなところのあるメーカーですが、こういった改良を続ける姿勢はすばらしいなと思います。