近鉄祭り(一人で)

泊まり勤務の合間にNゲージの虫干しを兼ねて一人で近鉄祭りしてました。本当の近鉄祭りを検索してた人、ごめんなさい。

ハァ・・・。なんで近鉄の特急ってこんなにカッコイイのだろうか。こちらは初代ビスタカー10000系(登場時)です。マイクロエースの商品だったので、ちょっとドキドキでしたが不満はほぼありません。強いてあげるなら、ビスタドームのガラスパーツの接着が雑かったくらいです。中間の三両が連接台車という連結器直下に台車のある特殊な構造の大変面白い特急電車です。おもしろ編成が組めるので模型的にも楽しい内容となっています。

永久連結された中間の三両編成に設けられた運転台。特急電車なのに通勤型みたいな顔してるのが面白いです。この車両の中央にある二階建て部分がビスタドームと呼ばれる部分です。これほどモダンなデザインなのに登場は1958年!もう既に半世紀前です。機器の老朽化、特殊編成ゆえの運用のややこしさなどの理由で製造後わずか13年で廃車となりました。このビスタ一世の成果が本格量産型のビスタカー、10100系「ビスタ2世」に生かされることとなります。

KATOの10100系ビスタ2世は動きもスムーズで形も文句ないですね。ヘッドマークもボンヤリ点灯します。奥の800系は鉄道コレクションであるが故にライト類の点灯はしませんが、800系が模型化されること自体に意味があるのでそんなことは些細なことです。田原本線沿線住民の自分としてはジオマトリックス・デザイナーズ・インクの800系標識灯(上下二段タイプ)の発売が今から楽しみです。800系はもっと買っておくべきだったかなと今更思いました。

続いて20100系「あおぞら」修学旅行向けに作られたオール二階建ての車両です。うちの親が乗ったことあるとか。うらやましい。この模型は大学生の頃、大枚をはたいて買った模型です。その頃、不評だけでマイクロエースに対する印象が悪く感じていたために買うかどうかすごく悩みました。しかし、ちょっと台車の表現が扁平だなと感じた以外は想像以上の出来に感動しました。連結器をTNカプラーに交換したり、床板の破損を自力で直したり、思い出の深い物になりました。

老朽化したビスタ二世を置き換える目的で作られた30000系ビスタ三世。この姿で最近まで走っていたので、見たことある人も多いのではないでしょうか?現在では改装を受けたビスタEXとして走っていますね。今回の写真の中では最新の車両なのですが、Nゲージとしては最も古い物になります。

鉄道コレクション2250系です。こういった車両を出してくれるのは嬉しいのですが、できれば一般流通でも出してほしいです!トミーテックさん、近鉄さん、阪急さん、是非お願いします!!関西圏の大手鉄道事業者の出す限定の鉄道コレクションはどれも限定にするには惜しいほどカッコ良いです。

2250系の動力化について考えてみました。僅かに台車間の距離が違うような気がしますが、市販品をそのまま使うならTM−09が適当だと思います。動力台車への台車枠の取り付けは一工夫が必要なものの、ユニット自体の車体への取り付けは無改造でOKです。
近鉄は廃車する車両を原則的に保存せずに廃棄処分する方針なので、この模型のモデルになった車両は全く残っていないです(一部車両に電装品の流用がされたりしますが)。ただ、社の歴史に関しては大切にする会社なので、そのような面が公式HPの列車紹介やこういった記念商品などに見受けられます。


話は変わりますが、DD51−1の中間台車のストッパーが見つかりました!探したんだぞ!もうどこにも行くなよ!!

EF15は塗装を落としている最中にヒサシの一部が欠けてしまいました・・・。なんとか0.3ミリのプラ板で直しましたが、幸先よくないなぁ。


伊勢湾台風による壊滅的な被害からの復旧に併せた狭軌から標準軌への道程を描いた映像です。禍転じて福となすということわざは工事の為にあるようなものだと思いました。