もやは何も言いますまい。いろんな評判を聞きつつも、今回の生産品がどうしても気になってしまう人向けにマイクロエース国鉄52系ツートンカラーのことを少しだけ書きました。恐らく、登場時マルーンはこのツートンカラーとほぼ同仕様で発売されるでしょうから、少しでも参考にしてもらえれば幸いです。いつものボケボケ写真で申し訳ないです。

モハ52です。
 台車の可動範囲確保のためか、台車周りのスカートは省かれています。同社の名鉄「いもむし」でも克服できなかった点です。スソの短さはスカートのおかげで緩和されているように思います。動力ユニット特有の床下機器の見栄えの悪さはスカートのおかげで克服されています。ちゃんとモハ52に動力ユニットを仕込んだのは良くやったなぁと思います。走行性能はアタリを引いたせいか、なかなか良いですよ。

前部のスカート外しました。
 テールライト用にムギ球がセットされています。このムギ球が車体に接触した状態で長時間点灯させると、ムギ球の発熱により車体にへこみが生じる事があります。これは絶対に許されざるポイント。ただし、今回の生産分はLEDを採用されているようで、このような事も恐らく無いでしょう。(ただ、このメーカーのことなので油断してはならない。)

塗装はきれいなんだがなぁ。 ってか色合いはこれで合ってたかな?
 テールライトが逞し過ぎる。元々の形状から考えて、点灯と形状の両立が難しいところですのでどちらかに割り切らざる得ない所です。個人的には形状優先の方が良かったと思います。マイクロエースの傑作、キハ07系は同様の問題を形状優先のダミーにすることにより解決しています。流電からのフィードバックがあったのでしょうか?ヘッドライトの形状は点灯&形状を両立させています。この点に関して、良く頑張ったと思います。

配管は別パーツ! そんなところに力を入れなくていい!(泣)
 本筋を無視して、どうでも良い所にリソースを割くマイクロエースの悪い癖が発揮されています。ちなみにカプラーはKATOカプラーに交換してあります。

編成にすれば割とカッコイイ。
 ちょっとスカートの足りなささに目が行きます。決して及第点に及ばない製品ではありますが、プラで製品化したという点で評価できます。しかし、僕は様々な欠点を突きつけられても、クリーム色に縁取られた狭窓がマルーンの帯にまかれてズラッと並んでいる姿に惚れてしまったのです。 なので超許す。