「ひたすら働かせ続けろ 仕事に殉じる気持ちにさせろ しかし、考える閑をあたえるな、か?」この前読んだ小説の一文にドキリとさせられてしまった。これって今のサラリーマンの事じゃねぇの?って。
 だいぶ前に見たニュース番組で、勤務内容ゆえに休みをまともに取れないファミレスの店長が長期休暇(とはいえ数日程度)を取るという特集をやっていた。結局、その店長さんは僅かな休みにもかかわらず、お店が気になってウズウズし始め、結局職場に出向いてしまうのであったというオチ。職場に責任があるのも分かるし、職場や部下が大好きなんだろうけど、働く事の美徳が悪い方向に進んだ結果なのかなと思ってしまった。休日は休めよ!
 会社と言う物は良くも悪くも宗教みたいな物で、教えに沿いながら日夜切磋琢磨し、運が悪いと破門されちゃう可能性だってある。とはいえ、会社からお仕事を頂いているおかげでご飯が食べれたり、ガンプラを買ったりすることができるので、会社に対しては恨みはおろか、ありがたいとすら思っております。ホントだよ?
 しかしながら、職場の環境に思い詰めて・・・なんて話を社内でチラホラ聞いてしまうとなんともやるせない気持ちになってしまうのだな。最悪の結果になっても、会社も組合もみーんな黙り込んでしまってその話はオシマイ!ああ、無情なり!
 そう思うと、結局は個人裁量で身を守るしかないのかなぁと結論付けてしまった。有給とらなかっただの、サービス残業何時間しただの言っても、それで体を壊したり、気を病んでも誰も褒めてくれないし、むしろここぞとばかりに切り捨てられて終わり!サラリーマンはドロップタンクじゃねーんだぞ!なので、健やかなる魂の維持のためにも、会社に迷惑をかけるくらいの気持ちでガンガン有給とろう!(無断欠勤はダメよ)
 魔女の大釜みたいな会社/社会だけど、最近知り合った友達の「タイはいいよ!タイは!女の子も可愛いし、ご飯もおいしい!しかも、日本人はモテモテだもんね!死にたい気持ちになったら、タイに行ったらええねん!」という言葉に救われた気持ちになったのでした。