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美しく青きドナウ
 2001年宇宙の旅の宇宙船です。美しいデザイン!もはや何も言いますまい。シビれる。ドナウの流れるシーンばかり何度も見てしまいました。



 SFといえば、巨人三部作とされる『星を継ぐもの』『ガニメデの優しい巨人』『巨人たちの星』の一応の完結編とされる作品である『巨人たちの星』を読み終わりました。
ちょっとネタバレします。スミマセン!
 ちょっと引っかかるのが何万年にも渡って地球人類の科学進歩の足留めをしてきた割りにジュヴレン人達があまりにマヌケであること。ジュヴレン人の野望を阻止せんと活躍する地球人のハント達やテューリアン、ガニメアンが優秀なのだと思えば納得もいきますが、敵対するジュヴレン人の首長が某掲示板で煽られて顔をまっ赤にしている人程度にしか見えないのはちょっと残念。ダンチェッカーのツンデレぶりは相変わらず。ツンデレの何たるかが分かるSF作品って珍しいと思います。
 この巨人三部作を通して最も印象に残ったのはコリエルやチャーリー達ルナリアン絡みのエピソードです。今から五万年前、破滅的な戦争の結果、母星ミネルヴァを失いながらも、月面に僅かに残された同胞を率いて一縷の望を抱き行動したチャーリー、コリエル一行。道半ばで多くの仲間を失いながらも、終に生存への糸口をつかむ。そして生き残った彼らこそ・・・。『星を継ぐもの』のエピローグは本当に良い終わり方だなぁと感動してしまいました。コリエル大好き!

星を継ぐもの (創元SF文庫)

星を継ぐもの (創元SF文庫)

こんなに面白い小説がある事を知らなかったなんて、人生損してたなぁと思った。