その1
 先輩の嫁さんの話をふと思い出した。その先輩と嫁さんは二人とも重度の鉄道ファンなのです。新婚旅行はトワイライトエクスプレスに乗って北海道へ行ったそうです。そこまではよくある話、その後がすごい。北海道で観光をするのかと思いきや、一日数本程度の運行しかないローカル線も含めて北海道の路線を乗りつくすのが旅行のメインイベントだったのだ。先輩の有給休暇のこともあり、さすがに全線制覇とまでは行かないまでもほぼ乗りつくしたとの事。いくらなんでもウンザリしたんだろうなという予想を裏切り、嫁さんの放った一言は「もうちょい乗っていたかったなぁ」である。感性が合致するパートナーを持つと、最後までお互いが楽しく一生を送る事ができるんだろうなぁと思う吉宗であった。


その2
 模型趣味と言うのは用途が絶たれた実用品が集うジャンルなのかもしれないなと思う時があります。エアブラシはよく知られているように本来の写真修正やイラスト用具としての使い方はほぼ廃れ、模型工具に特化しつつあります。模型道具としてもちょっとマイナーな道具ですがカラス口なんかもそう。カラス口を探しに行った時、あまりにも種類が無く、お店の人に尋ねてみると「製図にカラス口を使う人ってもう殆どいないから、どこもレギュラー品で置いてないでしょ?数千円する高級カラス口となると入手ルートがかなり特殊になりますね・・・」と言う話を聞きました。どちらもパソコンが台頭してきてから職を失った道具なのだろうなぁ・・・。
 と言うと寂しい感じがしますが、かつての実用品をめいっぱい使う模型製作は遊びの頂点の一つなのだと思います。ある時読んだ雑誌に様々な趣味を紹介するコーナーがあり、その一つの模型趣味紹介の欄に「プラモデルに使う道具にはカッコイイ物がいっぱいあるので、そういう道具を所持したい、駆使したい欲求を満たしてくれるのも魅力のひとつなのでは?」という紹介をされていたのを見て、ナルホドと納得してしまいました。様々な道具を駆使して物を作り上げる職人さんってすごくカッコイイ、そして模型製作って言うのはそのゴッコ遊びってことなのだろうと思う。そりゃ魅力的なはずだ。

追記
 エアブラシ各所の漏洩防止に使われているOリング。これを割っちゃうとエアが漏れるわ塗料が漏れるわで大変テンションが下がります。予備を手元においておきたくても、純正パーツを扱っているお店ってなかなか無いんだよなぁ・・・。そう思ってぶらぶら歩いていると、ネジ専門店に同じようなOリングが数百円で何個も入っているパッケージを発見!エアブラシに使用されているOリングとサイズが合うのならば、純正の高くて(10倍くらい違ったような)入手しにくいOリングを使う必要がなくなるんじゃないかなと思いました。今日はサイズが分からなかったので購入しませんでしたが、入手できたらOリングのレポートもしますね!
 ピンセットにしても、電子工作専門店の方が安くて精度良さそうな物おいているんだもんなぁ・・・やっぱし電気街は面白い!