グリーンマックス(GM)のクモハ52流電の製作を再開したのでこれまでの気が付いた製作ポイントをまとめようと思います。

数あるGMのキットの中でも花形のキットです。その反面、組み立ての難易度は高めです。

結構昔のキットですが、ランナーはとてもきれい。屋根側のゲートはガンプラで言うところのアンダーゲートの様になっているので、ここをきれいに処理しないと屋根が上手くはまらなくなります。当たり前ですね。組み立てに関しては、妻板と側板をL字にして組み合わせる通常の組み立てではなく、前面の3番のパーツ以外を組み上げた後に前面の3番パーツを取り付けるという組み方をしました。この組み方は車体全体のバランスがとりやすく、3番パーツの位置決めが比較的楽に感じました。3番パーツを軸に組み立てすると全体が崩れやすくなると思います。

前面です。1,2,3番パーツのそれぞれの裾のアウトライン(赤いラインの位置になります)を基準に接着するよりも、前面の窓四つと車体前面のステップで位置(青いラインの位置になります)を合わせるとかっこよくなりました。そうすると裾にほんの僅かに段差が出来ますが、パテかプラ板で段差を解消すれば全く問題ありません。ちなみにいつも僕はこういう段差や隙間を高粘度の瞬間接着剤で処理しています。ヒケもないし、穴埋めにはすごい威力を発揮してくれます。プラスチックよりやや削りにくい事や、早めに使い切らないといけないことや、若干高いのが難点でしょうか。

クモハ52は特殊な車体デザインであるためにGM動力は無改造で取り付けできません。GM動力を取り付けるなら、ダイキャストブロックを削るなどの力技の改造を行うか、中間付随車のサハに仕込むしか方法はありませんでした。しかし!トミーテックのTM−09ならばクモハ52に比較的楽に仕込むことが出来ます。さすがに無改造とは行きませんが、ここまでの組み立てが出来る人なら車体との取り付け方法くらいならなんとでもなると思います。TM−09にはDT13の台車枠も付属しているし、走りも良いので言うこと無しですね。

あとはパンタグラフをトミー製にしたいのですが、トミーのPS13用の穴を開けるのが非常に難しいのが考え物ですね。TNカプラーもできれば取り付けたいです。


ミュージックボックスの「岬めぐり」です。晩年の飯田線クモハ52が写っております。岬に全く関係ない所走ってるけど、曲と映像の雰囲気がいいです。