新幹線0系の定期運用が今日で終了します。その姿かたちをほぼ変えずに44年もの間走り続けた車両がいなくなるというのは本当に寂しい限りです。見に行くのもいいかなと思いましたが、相当の混雑が予想されるので控えようと思います。模型の0系とニュース映像を見ながら0系を偲ぶことにしよう。ついでにメンテナンスもしてあげよう。これからも0系は我が家で元気に走ってもらわなきゃいけないのだ!

 話は元に戻して、KV工房では52系電車の製作を続行中です。しかしここで強敵が出現!サハ87のベンチレーターです。

ガイドなし、穴なしで千鳥状にベンチレーターを取り付けていかなければなりません。鉛筆で屋根に中心線を引き、そこからベンチレータの間隔を書いていきます。もし、書いた線を消しゴムで消す時は注意!消しゴムのカスとプラ部品を長時間ひっつけておくと、部品が溶けてしまいます。すぐに溶け出すわけじゃないので、しっかり掃除してやれば問題ないです。ベンチレーターの間隔だけならキットの中に入っている台紙に印刷されてる説明図に記載されているので問題はないです。厄介なのが千鳥状に並んだベンチレーターのオフセット位置です。

ジャン!また絵を書いたよ。ベンチレーターの丸くなった部分に付いている足の赤く示した辺が屋根の中心線に来るように接着すればいいんじゃないかな?と考えました。参考資料は今日買ってきた本とGMの80系300番台キットの屋根、GMの塗装済み80系キットの屋根です。

せっかく線を引いても、肝心の接着が汚くなったら元も子もないです。そこでこんな方法はいかがでしょうか?ただし、塗装後に使える技じゃないので悪しからず。

裏返したベンチレーターです。中心の穴状の部分で接着できそうな感じですが、屋根との固定箇所は三箇所の足がメインと考えてもらった方がいいです。まずは、中心の穴状の部分にだけタミヤセメント(白キャップ)を盛り上がるように乗せます。ちょっと古めの濃度の濃いタミヤセメントが理想的ですね。周りにこぼさないように注意してください。

ピンセットを使い、慎重に所定位置に乗せます。十字に線を引いた中心部分に穴の中心が来るように置くと良いです。足に接着剤を付けず、余り目立たない部分だけで仮接着しているような状態なので位置を微調整してもぐちゃぐちゃになりません。好みの位置にセットできたら、少量のタミヤの流し込み接着剤(緑キャップ)をベンチレーターの足に流して固定します。

うん!いい感じに千鳥状になった!ちょっとオフセット間隔が浅かったような気がしますが、それは好みということで。

車体に仮組みしたところ、全くはまらない!部品間違えたかと思うほどキツキツでした。部品もチェックしたけどあってるしなぁ。そういうことで屋根内側のリブを全部取りさらいました。これで車体に取り付けることが出来る。

おまけ

ゲェー!三つも持ってるかよ!いやいや足りぬ。可能な限り流電の再現をしたいのだからこれでは全く足りぬ。

最新ロットの52系キットに付属しているのサハ87はなんと半完成品!塗装済み80系キットに付属していた物の未塗装バージョンです。屋根も面倒な寸法記入なしで取り付けられるガイドつきなので、サハ87に限りラクチンに組めるはず・・・。現在店頭に並んでいる52系キットすべてがこれとは限らないので、お店の人に中身を確認させてもらうのもいいかもしれません。